2024/07/30
断熱等級って何?徹底解説
住宅性能の中で注目が集まっている「断熱性能」
2022年に新たな等級も新設され、
目次
1.断熱等級とは
正式名称は 断熱等性能等級 と言います。
2022年に新たな等級が増え、
等級1〜7までの7段階、
2.断熱等級の違い
性能は等級7(高い)→1(低い)
最低でも等級5以上が必須です。
等級7:HEAT20 G3グレード同等
等級6:HEAT20 G2グレード同等
等級4:平成25年基準
等級3、等級2、等級1:レベル低すぎる為割愛
3.断熱等級を決める数値
断熱等級を決定する要素として「UA値」、「ηA
UA値:外皮平均熱貫流率、屋根、壁、窓、基礎、家の外側(外皮
逃げやすさ なので、UA値が小さいほど熱が逃げにくく、
ηAC値:窓から直接侵入する日射による熱と窓以外から日射の影響で熱伝導により侵入する熱を評価した冷房期
単位日射強度あたりの日射により家の内部で取得する熱量を冷房期
愛知県刈谷市及び近隣
等級7:UA値0.26 / ηAC値2.8
等級6:UA値0.46 / ηAC値2.8
等級4:UA値0.87 / ηAC値2.8
4.断熱等級を確認する方法
住宅性能表示制度を活用することにより断熱等級が示せる為、
建築士には建築主(施主)への省エネ基準の断熱等級4への適否を
※場合によっては契約後の説明で省エネ基準に適合していない事が
2021年の国交省資料によると、既存住宅の90%が断熱等級3
5.断熱等級の高い住宅
◎室内環境が快適
室内の上下温度差が改善され、
◎健康改善
気管支喘息、のどの痛み、アトピー性皮膚炎、手足の冷え、
◎省エネ
部屋ごとに冷暖房をする必要がなくなり、2.5kw程度の能力の
等級6と等級4(平成24年基準)と比較すると約7.2万円/年
◎ヒートショックのリスク軽減
交通死亡事故の件数の約6倍といわれているヒートショック事故の
6.断熱等級6以上のすすめ
等級が高くなるにつれ、断熱コストも高くなりますが、
等級6:UA値0.46、HEAT20 G2グレードを目指しましょう。
7.まとめ
断熱性能は暮らしやすさ、毎月の光熱費と直結します💡
ニコットの標準グレードでの性能実績(2022年度)平均はUA
断熱性能だけでは高性能な家とはいえません。
高性能な家に興味がある、高性能は標準で備えた家が欲しい、